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とりあえず書いてしまった枢木さん独白。
ルルーシュ至上の私的には本気で枢木さんの行動が許せなかったので;(ェ)


24&25話をまた見ていらっしゃらない方はご注意下さい。








(・・・ぼ、くは・・・なんて事を―――)


ごめん、ごめんねルルーシュ。
どうしてもっと早くに、気が付かなかったんだろう。少し考えれば解ったはずなのに・・・、
いや、解っていたからこそ(知る事を、事実を)否定し続けて、逃げて、先延ばしにして、そして。
後戻りなど、到底出来ないような所にまで・・・来てしまった。




だって。


許せなかったんだ。
間違った行動に出てそれを正しい事だと公言し、悪の道を進むゼロが。


許せなかったんだ。
初めて、好きだと・・・僕を好きになると言ってくれた、僕の唯一の希望を奪ったゼロが。


許せなかったんだ。
最初(君が僕を助けてくれた時)(思えばアレがゼロの、初舞台、だったのに)、気付けたはずなのに―――気付けなかった、自分自身が。




それに気付いてから、もっと。




許せなくなった。





僕以外を頼りにする(それは利用と紙一重だと知りつつも、それでも)君が。
僕以外の人間を騎士にした君が。


自分の、行動と感情の矛盾点。
あってはならないはずのそれが、大部分に蔓延っている事に気付いていても尚、許す事が出来なかった。出来なくなった。(気付いているよ、最初に裏切ったのは僕だという事くらい、は)
なんという自分勝手さ。


嗚呼―――なんて事だ!
傲慢なのは俺の方じゃないか!!







―――そうして、ついに。
取り返しのつかない事を、口にした。








それは、あまりにも残酷で、冷酷な言葉。











『お前の存在が間違っていたんだ!』












違う・・・、
あんな事が言いたかったわけじゃない!
僕は君を―――・・・救い、たかった。
間違った道へ進んでしまった君を、救い出したかったんだ。




そのはずだった、のに。
なのに、どうして。なんで?






《馬鹿だな、お前は。まだ気付かないのか?その考えこそが傲慢なのだという事に。》


(そんなの気付いてる。解ってるよ。)


《見え透いた嘘だな。お前は無知だ。お前の、愚かな主のように。》


(違う・・・―――ユフィは、本当に素晴らしいヒトで、)


《何が違う?違わないだろう。アレは決して素晴らしいワケではない。
アレは汚い物を知らない、無知だからこその純粋さ。
自分の望み、理想と綺麗事ばかりの思想だ。それ故、残酷な事この上ない。
無知は罪。咎。―――あぁ…、お前はそんなお前の主よりもタチが悪かったな。
残酷で傲慢、卑劣な白の騎士。お前の主よりもさらに、罪深き存在よ。》






違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う





チ  ガ  ウ  ! !







ぼくはただ、るるーしゅを…、
るるーしゅとおなじみちを あゆみたくて、
わかってほしくて(ひつようとしてほしくて)
でもるるーしゅはななりーがいるから( 、むりで)(あきらめていたのに)

なのに、ぼくとおなじばしょにいて
てきで
ゆふぃのつくろうとしたやさしいせかいをこわして
ころして
ころさせて
まちがったことをしたから、だから



るるーしゅが、まちがっていたから!!








《間違っていた・・・?そう言うのなら・・・・・・問おうか、枢木スザク。
―――正義とは、何かを。》


(・・・・・・・・・人が従うべき正しい道理。ルール。…自分の信じる、道。)


《そう。お前の言った通りだ。ルルーシュは、ゼロはそれを貫いただけにすぎない。お前と同じだ。
何に代えても譲れない物があった。どうしても手に入れたい物があった。そのためにはブリタニアが邪魔だった。そして、同時にお前の存在も邪魔だった。
お前がゼロにしたように、否定して否定して捕まえて消せば良いものを…どうして、ルルーシュはそれをしなかった?
どうして厄介者でしかないお前を、仲間に引き入れようとした?
―――お前はそれを、一度でも考えた事があるか?》


(・・・それは僕の戦闘能力が欲しかったから、僕が枢木玄武の息子だったから・・・、)


《ああ。確かにそれもあるだろうな。…だが、違う。
お前が歩兵であろうとも佐官であろうとも将軍であろうとも、関係なかったんだ。
お前はちゃんと知っていたはずだ。ルルーシュが(ゼロが、)どういう人間か、ぐらい。
同じ戦場にいるのなら、引き離せないのなら自分と同じ道を歩んで欲しいと、自分を解って欲しいと思うだろう?
―――ルルーシュもお前と一緒だ。一緒だったんだ。
・・・・・・ただ、お前とルルーシュの、決定的に違う所は―――、》




そんなのわかってる


僕と彼の、相違点。
それぐらい。




(それは―――相手を否定するか、しないか。
ゼロは(ルルーシュは、)僕を否定していたか?僕の考えそのものを、否定したか?)


僕のように。
かつて、僕が彼にしたように。


・・・答えは、否。
彼は決して、それをしなかった。(根本にあるものの間違いを忠告として警告として指し示しはしていたけれど。)
それが、その目的が。僕の生きる力となっている事を、知っていたから。


(どうして君はそんなに優しいの?)
(どうして俺はこんなにも馬鹿なんだ。)
(気付けばよかった)(気付けなかった)
(気付きたかった)(気付きたくなかった)




気付くべきだったのに。
気付かなければならなかったのに!




彼は頭が良いから、その気になればいくらでも説き伏せる事だって出来たはず。・・・なのに、それをしなかった。
ギアスなんて便利な(絶対遵守という呪いのような)能力があるのなら、生きろなんて命じなくても、もっと他に―――そう、例えば。


( 俺の為に生きろ、とか )


自分の利になるように、動かす事だって出来たのに。
望むままに僕を操れたのに。
なぜ、それをしなかったのか。


(僕の意思で、自分についてもらいたかったんだね…、ルルーシュ。)


今更解っても遅すぎる。
(彼の心を最初に踏みにじったのは、僕。)
後悔してももう遅い。


(ユフィだけだと思ってたんだ、僕を必要としてくれているのは。好きになってくれる人は。)
(どうして言葉にされなければ解らなかったんだろう。)
(違うのに、見えてなかっただけなのに。僕はなんて馬鹿な事を。)
(自分から手を離した。)
(ルルーシュから、)
(ナナリーから、)
(ゼロ、から)
(ユフィの手を取るという事はそういう事だった)
(ルルーシュがブリタニアを憎んでいると知っていたのに軍に入った。それでもルルーシュは、ナナリーは、僕を否定しなかった。拒否しなかった。受け入れてくれた。)
(どうして気付けなかったんだろう、)
(ユフィの騎士になった時、あの時に―――)




―――ルルーシュ。
確かに懺悔なら、後でいくらでも出来るんだね・・・・・・・・・





見捨てられたような取り残されたような置いていかれたような裏切られたようなそんな彼らに、どうして僕は。


(気付かなかったんだろう・・・)


―――気付かなければならなかったのに。
彼が、彼らが、どれだけ僕を大事にしてくれていたのか。
知らなければならなかったのに。
そうして、気付いた上で大事にしなくてはならなかったのに。
ちゃんと、必要とされていたのに。
なんで気付かなかった。
どうして解らなかった。




(どうして、何故。そんなのばかりだ・・・)




今はこんなにその言葉が出てくるのに、なんで?(ホラ、また)


『 ど う し て ? 』


その言葉をルルーシュに(ゼロに、)言わなかったんだろう。




(僕たちは、そもそもが間違っていたんだ)
お互いを理解しようとしなかった。
ずっとあの頃と同じだと。志すものが一緒だと。
信じて疑わなかったんだ。
お互いの意見を押し付けあうだけで、それだけで、解ってくれると思っていたから。


道が違っても目指すものは同じなのだと(事実それは変わって居ないのに)。


どうしてこんなに、
どうして。








こんな風に、擦れ違ってしまったんだろう。











ねぇ 神様


一番大切なものを失ってもっとも大切なことに気付くだなんてそんな馬鹿げた話 あるでしょうか?













《》の中はC.C.でも俺(昔の)スザクでもOK。
そのつもりで書いたので、そう思って読んで頂けると。
(C.C.の場合はスザクの深層に入り込んだと思って下さい。)


・・・枢木さんを苛める為にギアスでの活動を考えていたりします。(ェ)
皇族×ルルが本命のはずなのにスザルルメインになりそうな感じがしたりしなかったり。(どっちだよ)
珍しく主人公が一番愛しいので相手は固定しませんがね…。
とりあえず、ルルーシュは受けの方向で。(笑)
第二部でルルが主人公降板だったり死んでたりしたら、スザクを本気で呪い殺しそうな勢いでルルーシュを崇め奉りスザクを苛め抜きます。(爆)
あー・・・種みたいに共闘して欲しいなぁ・・・。
ルルーシュとスザクって、キラ+アスラン+シンを混ぜて割ったようなキャラだし・・・あったら良いなぁ・・・・・・・・・orz(儚い望み)



御題は『選択式御題』様よりお借りしました。












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