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※ 精神的に弱い骸と(微)スレツナ話 ※ 好きじゃないよ って 強 が っ て み る 「貴方なんて嫌いです。」 珍しく真顔でそう言うものだから、戸惑った。 彼はいつもおふざけみたいな感じで軽々しく、そんな事を口にするから。 今回は顔だけじゃなく声音も真剣で。 (そう・・・いくらふざけてるっていっても本当、は) 「・・・・・・・・・知ってるよ。」 それが真実だって事。…嫌いなんでしょう?俺、が。 だって・・・、俺は、次代のボス候補。 彼が一番嫌悪しているマフィアという存在の、次の支配者。 そんな俺が、普通、貴方に好かれる筈がない。 普通、なら。 「こうやって命を助けて、生き延びさせて・・・それで僕に恩でも売ったつもりですか。」 吐き続けられる言葉は、俺を傷付ける為の凶器。 それなのに。 なぁ・・・、どうして俺を傷付ける為の言葉で、お前が傷付くのさ? 「・・・、そんなつもりは無いけど。」 「・・・君は偽善者だ。反吐が出る。」 「・・・・・・・・・。」 「そんな事をしたって何にもなりはしない。それを、解っているのですか?」 俺よりも、きっとお前の方が数倍、傷付いた顔をしている。 そして、何かを恐れているかのような。 ・・・我侭を言って、振り向いてもらいたくて、でも。 怒られたらどうしよう、嫌われたらどうしようって、考えている幼児のような。 傷付いて泣きそうで。けれどそれでも泣くまいと強がっている子供のような、顔。 「僕は死んだって、記憶はそのままに…何度だって、生まれ変われるんですよ。」 「・・・うん。そうらしいね。」 ―――ああもう、本当に自覚してくれよ。 彼は今、自分がどんな顔に変わっているのか解っているのだろうか。 俺だって少なからず傷付いているけれど。 なんてったって嫌いだなんて言葉、誰に言われたって気分の良いものじゃない。 それが自分と近しい者なら、 尚 更 。 (あぁ、もしかしてこの人・・・) 「そんな人間の命を助けて・・・何が楽しいんですか、君は。」 何で今まで解らなかったのだろう。 多分、きっと。この人は、不安、なのだ。 自分の存在が酷く不安定で、あまりにも不自然だから。 苦悩を押し隠すように僅かに寄せられた眉間の皺が、とても痛々しい。 彼が何を望んでいるのか、俺には解らない。 彼の望みは俺の唯一の能力を持ってしても、何なのか解らなかった。 だから。自分で考えて、言葉を紡ぐしかない。 「俺は、そんなの関係ないと思う。・・・だって今の骸が、骸だから。」 死んでしまったらもう、魂が同じなだけの違う人間。 俺にとっての≪ 六道 骸 ≫は今目の前に居る身体を持って、その魂を持つ人間ただひとり。 たとえ魂が記憶を受け継いでいようが、同じ事で。 だから、生まれ変われるだとかは関係ない。 上手くは言えない、けれど。 「・・・君は、甘い。」 「うん、そうだね・・・―――よく言われるよ。色んな、人に。」 「正直、虫唾が走ります。」 「・・・そう。」 「大、嫌いです。」 「だから・・・知ってるってば、」 苦笑する。 そんなにくり返し言わなくても、その事実は自覚済みだ。 ―――その言葉に、違う意味の真実が隠されている、事も。 「・・・っ・・・・・・嘘ですよ・・・!」 ホラ、漸く。 「本当は、好きなんですよ・・・、どうしようもなく・・・君が・・・・・・」 素直に、なった。 (知ってたよ、それも・・・) いとしいおれのしゅごしゃさま。 微笑んで。 幼子をあやすように、優しく髪を撫でた。 意味不明物。 なにが書きたかったのかよく分かりません。 ―――軽く半年前に大体書いてたヤツだからなぁ;; あんまり弄ると余計に意味が分からなくなると踏んで、未定だった最後の部分だけ書いて小話に放り込みます。(笑) うん。……きっとツンデレが書きたかったのではないかと思われます。(予想/だって昔に自分がよく分からないんですもの!) PR |
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