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雲綱小噺。
以前書いたヤツとあまり大差ない話になってしまった・・・(汗)
・・・DVです。
大丈夫な方はどうぞ!









 

 







をころして


 だ


   け







悲鳴は 


ころさない で











「喋んないでよね。」
「っ、ヒバ・・・」
「喋んないでって言ってるでしょ。誰が喋って良いって言った?」


容赦なく少年の身体へと振り落とされる、鉛色のトンファー。
既に赤い色はそれの所々に付いていて、鉄の臭いを発している。
同時に、少年の触り心地の良さそうな茶色の髪にも、黒い麗人の肌やシャツにも、赤はベットリと付いていた。


「ぐ、ッ・・・ぅ・・・、ぁ・・・!」


ドスッという鈍い音と共に、少年の腹部にまた一発、入れられる。
その勢いのまま壁に背中をぶつけて、更に息がつまった。
ずるずると、壁に凭れかかったままへたり込む。
その意識は、痛みですでに混濁していた。
額からは血がダラダラ流れているし、瞼や頬は腫れ上がっていて、おまけに身体中には打撲の痕が沢山ある。
古いものから真新しいものまで様々で。
青く変色している部分もあれば、直りかけの黄色っぽいものも。
皮一枚隔てた先で出血を起こして、赤くなっている箇所もあった。
―――総じてボロボロで無残な、少年の姿。
それを見て麗人は、今この場に似つかわしくない位、優美かつ妖艶に、微笑んだ。




「そう。そうやって、綺麗に・・・啼いて。」




麗人の表情は、うっとりと夢見心地のようであった。
ペロリ…と、妖しく。肌に付いた赤い液体を、熟れすぎた果実のような舌で舐め取る。


その光景を、少年は霞む意識の中でぼんやりと眺めていた。
















これも【少年はにびいろをした不可避の幻を見る】様より借りしたお題ss。
雲綱ってこんなん(DV)ばっかになってしまう・・・;;;(死)








あ、ジャンプ感想はテスト期間突入なので51、52(もしかしたら53も)の感想は一緒に書かせて頂きます。














 

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四谷 由里加
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