本当は先週の11月4日に行ってきました。(もう一度観たいです・・・/涙)
友達が遅れてきたので15分ほど遅れて入りました。(全員で学生証提示しないと割引がきかなかったんです;;)
ですから、私が見た最初のシーンは、詩織の葬式でした。
Lと月の二度目の邂逅のチェスシーン。
原作のテニスの変わりかと思われます。
この辺りの掛け合いは原作と同じ雰囲気で、藤原さんも松山さんも流石プロだな~って感心しました。
松山さんといえば、物凄い綺麗な指してるのに爪噛んでましたね。
あれって、やると爪の形悪くなるんですよねぇ・・・。
フリだけなのかな~?とも思ったんですけれど、プロ意識が強く、外見や雰囲気を少しでも原作に似せよう似せようと努力してらっしゃったらしい松山さんがそんな事するだろうか、と思いまして。
じゃぁやってるんじゃないかな、と。
角砂糖の丸食いや、黒蜜と練乳の掛けすぎ等の甘味についての案も松山さんがアイディア出してたらしいですし、もう感心させられっぱなしでした。
L役の松山さんのことばっかり語ってますが、勿論月役の藤原さんも凄いと思います。
実写で全然違う、とか思わなかったのって初めてです。(元からファンだったせいもあるかもしれませんが/バトロワの時からです)
テニスの王子様の実写バージョンはCM観ただけで「うわぁ・・・ありえへん・・・」って言っちゃったくらいなので、此処までアッサリ受け入れるのは本当に稀なんですよね・・・。
前編でも思ったんですがリュークを初め、死神も凄くリアルで・・・
どこかその世界から浮き出ているという違和感も“死神”という非現実的な感じがして、凄くよかったと思います。
―――L月満載にウハウハして「君には僕が必要なはずだ」っていう月の台詞にときめいたのは秘密です。(ぇ)
大学に来たLのひょっとこのお面の話題は、今でもされます。大分皆のツボに入ったみたいで(笑)
劇場でも、ドッと沸いてました。(笑)
クライマックスとラストシーン。私は、そこばかりが印象に残ってます。
今週のジャンプで藤原さんが「5分くらいのラストシーンに3日もかけて撮影しました」と、仰っていたぐらいなので、当然の結果なんじゃないかなと思いました。
ラストシーンは特に、堪えようとしたんですけど、涙が溢れて止まりませんでした。切なくて・・・。
隣に座っていた友人も泣いてましたし、やっぱり感動的で・・・でもやっぱり切ないのが強かったです。
原作でも、ハッピーエンドなのかバットエンドなのか、よく解らなかったデスノなので、誰も彼もが幸せになれないのは解ってたんですけど・・・まさか・・・。
映画が始まる前は、月が勝つと思ってたんですけど、映画はLの勝利、なんでしょうね・・・(苦笑)
途中で月が負けるっていうのは予想出来ましたけれど、Lがまだあそこで生きてるとは思ってませんでした。
総一郎と捜査本部の人間に全てを任せて逝ったのだとばかり・・・。
それでも証拠は上げているので、一応月を捕まえられるじゃないですか。
そういう結末なのかな、と思ってたのにLが出てきて、凄く驚きました。
けれど、L自ら月にした説明を聞いて、漸く納得出来ました。
先に書かれた方が優先される、というルールを使って、自分はまだ生きているのだと言った時のLの顔は、何処か満足げに感じられて、だからこそ切なかったです。
総一郎の心情も、考えると余計に切なくて・・・。
Lは自分の命を代償に、キラを捕まえる事を選んだんですよね。
そこまですることはない、とは、全く感じませんでした。
確かに、キラを捕まえる為には必要だったと思います。
だってどう転んでも、Lの命は助からなかったと思います。
それでも、そう決意して名前を書いたLは、本当に凄いと思いました。
映画版後編のLを観て、Lというキャラクターをもっと好きになりました。
書かれた20日という期間は、きっと引継ぎやらなんやらの時間だったのではないかと思います、が。
ずっと疑問に思ってたんですけど、死ぬ期間さえも操れるのなら、どうして5年後、10年後、50年後・・・とかにせず、あえて20日という短い期間にしたのか。
L月好きの腐女子的には、月の後を追った・・・ように見えたりしましたけど・・・。(感動に水を差す発言。)
その場合も、20日という期間はLの座を後継者に引き渡す事、後始末などの期間だったのではないかと。
そして、月を追い込んだのは自分なのだと、ちゃんと胸に刻む為にだったのではないかと思いました。
・・・・・・普通の意見としましては、
Lはもうこれ以上の事件には巡り合えない、これが自分の最後の仕事だと決めてしまったのではないか・・・?と、感じました。
Lという世紀の名探偵の命と引き換えに、キラという世紀の犯罪者は消える。
それは当然の代償だと割り切ったんじゃないかという気がしました。
自分はこれで満足だけれど、しかしそれでもやはり、世の中に自分のような存在は必要だと、引継ぎの期間を設けたんじゃないですかね。
それが20日、という期間。
映画のLはデスノートを使ってしまったので、天国にも逝けず地獄にも逝けず、死んだ後には何も残らない、と、そうなるんですよね・・・。
月のように犯罪者とはいえ、人を殺したわけでもない。
だがキラという犯罪者を捕まえる為に自分自身を殺した、だからこその罪・・・って事ですかね。
自殺は罪が重いらしいですし。
原作と同じようにリュークに名前を書かれて、苦しんでいる月。
そこに、原作ではなかった、父・総一郎が駆け寄ってくるシーン。
苦しみながらも、懸命に、父にだけは自分の作ろうとした世界を理解してもらおうとする月が凄く切なくて、涙が出ました。
欲を言えば、Lにも駆け寄ってほしかったです。
Lはキラを裁く事が目的であって、殺す事を目的としていなかったはずですから。
そして出来るならば、リュークからノートを奪って、死因を変えて自分のように期間を延ばし、裁かれる期間を与える・・・くらいの事をしてほしかったです。
月に駆け寄ろうとしたけれど、拘束されていて、最後まで駆け寄る事さえ出来なかったミサにも、切なさを覚えました。
ノートを燃やして、全ての後処理を終えた後。
総一郎と会話するLのシーン。
その会話の中の、月君を救えなかった、というような発言。凄く胸を打たれました。
一人にしてくれ、と総一郎に頼むL。
それを聞き入れ、部屋から出て行く時の総一郎の敬礼も、切なかったです。
カウントダウンはそう、そこまで迫っている。
けれども、取り乱す事もなく、ゆっくりとチョコレートを食べ続け、そして―――。
一度止まった涙が、再び流れました。
その一年後。
デスノートという映画の、エピローグですね。
月の誕生日ケーキを作る母と妹。
ちょうど雪が降って来て、父を迎えに行ってあげてと、粧裕を送り出した幸子。
当然、月がキラだったいう事を知らず、キラ事件の捜査の為に命を落としたと伝えられている2人は勿論の事、でも、総一郎が一番辛く、切なかったのではないでしょうか。
ずっと心に秘めたまま、それこそ墓まで持って行かないといけないんですから。
救いのない夜神家。
一方、デスノートを燃やされ、記憶がなくなってしまったミサは、月の死の真相、そしてその最後も覚えていない。(という事になりますよね。)
ただ漠然と、恋人の月が死んだという情報だけが残って、また一人、残されてしまった。
月の最後についに駆け寄る事さえ出来なかったけれども、やはり、記憶が無いというのは悲しい事だと思います。
憎む相手もなく、ただ減りに減った寿命の中、それさえ知らずに生きるだけ・・・。
だからこそ、残された人間の中で一番不幸なのではないでしょうか。
ミサも、死んだ後には何も残らないわけですし・・・。
第二のキラの刑としては軽いものなのかも知れませんが、私はこれ以上に残酷な刑はないと思います。
エピローグなんか、観ている間中、全然涙は止まってくれませんでした。
エンディングが流れて、漸く止まってきて・・・
今でも思い出しただけで、切なくて涙が出ます。
感想書いている間もずっとしんみりしてしまいました。(苦笑)
映画ネタか、原作ネタか・・・はたまたイラストか。
それはまだ解りませんけれど、デスノの作品をまた、ネタが沸いてき次第更新していきますので、興味のある方はそちらもよろしくして頂けるとありがたいです(笑)
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